2013年3月 震災から2年が過ぎた。 我が家は何もなかったかのように普通に生活している。 けれどあのとき壊れたガラスも屏のヒビもそのままだ。 食器棚の取っ手はまだビニールひもで結ばれている。 確かにあの災害はあって私達は悲しい思いをしてきたはずなのに時が経つと今の姿が当たり前のように感じてしまう。 テレビ局はこぞって特集を組みキャスター達は被災地に入る。 こんなことでもしないと本当にわすれられてしまいそうだ。 それではいけないのに。 全くと言っていいほど進まない復興。 がれきは平地になっただけで街作りなんてことは何年も先のことだ。 ほとんどの人は仮設住宅のまま。 ストレスたまるだろうな。 そんなことをいっているママも未だ被災地を訪れたことがない。 2年たっても現実をキチンとうけとめられないでいる。 ほとんど被害もなかったママなのに・・・。 2時46分、手を合わせながら被災された方達が少しでも笑顔でいられるように、と願った。 |