命、希望、絶望

2012年6月
 
 ちょっとシビアな話が続くけれど・・・

3.11で実感した。
明日のことはわからない。
人なんてなんて小さいものなんだろう。
だから一瞬一瞬大切に生きなければいけない。

でも、人は命の限りを知らないから夢も見られるし、希望もできる。

同級生が亡くなった。
彼はガンで診察を受けたときにはすでに末期で余命6ヶ月と宣告された。
どんなおもいだっただろう。
2回もガン宣告を受けたママはとてもよくその気持ちがわかる。
ありがたいことにママの場合は治るものだったけれど・・・・

宣告を受けてしばらくは普通に元気だ。まだ受け入れられなくて頭が回らない。
しばらくするとガタガタとふるえ出す。
今まで出てこなかった恐怖が一気に吹き出す。
一日中その恐怖と戦っている。

ママの通院時期とちょうど彼の治療が同時期だったのでよく病院であっていた。
待合室で色んな話をする。
色んな気持ちが伝わってくる。

彼は抗ガン剤をかえたらけっこう体調が良くなった。
半年っていわれたけれどまだ生きてるし、なんとかなるかもしれない。
もってはいけない希望だったのかもしれないが彼は輝きながら話した。

しばらくして彼は亡くなった。
様々な気持ちが交錯しながらママは彼を送った。