2012年1月 レントゲン検査の結果治りが遅いので入院した方がいいと言われた。 痛みはだいぶ少なくなってきたから快方に向かっていると思っていたママは一瞬言葉もでなかった。 昨年は入院もなく元気でみんなに迷惑をかけることもなかった。 今度も自宅で安静ということなので気分も楽だった。 医者というのは最悪の話までする。 もちろん仕事上あたりまえのことかもしれないけれど、このままだと、車いすとか寝たきりになりますよ、それはいやでしょう? ともすれば脅迫にもきこえてしまうこの説明にママはまたまた完全にびびってしまった。 とりあえず入院しよう。 たいしたことはなさそうだしコルセットができるまでということだったから・・・ ママは1週間もあれば帰れるものだと思っていた。 けれど病院指示の安静はママの考えて大きく違ってトイレも食事もすべて寝ていておこなわなければいけないということだった。 ごはんはおにぎり。おかずの数個に爪楊枝がささっている。 おしっこは導尿。 タオルで顔や手を拭くしかない。 命に関わる病気ではないことが唯一のなぐさめだった。 悲しいことに子供たちはすぐにママの入院体制の生活になった。 おにいちゃんには納戸においてある入院グッズをもってきてもらえば完璧だった。 りゅう君もママがいなくてふるえてるなんてことはなく食欲も旺盛だったようだ。 しかし情けない。本当に情けない。 こんなことでまた入院するなんて、誰にも八つ当たりもできない。 まだ一月なのになあ・・・ |