三年

2011年12月

 今年は喪中のはがきがいつもより多い。
しかも数人の名前が書かれていたりする。
震災で犠牲になった方達だ。

色んなことを思い出しながら、泣きながら、思い出し笑いがその中に少しあったりして・・・・

平澤の義父を亡くして思ったのであるがとにかくセレモニーが多すぎて、悲しむどころかゆっくり側にもついていてあげられない。
時間にばかり追われちゃんと葬儀を終えることで精一杯。
葬儀が終わっても毎週の拝み日、納骨、一周忌・・と仕事をこなしている気持ちになる。

義父が亡くなって3年。
やっと落ち着いてきた。
3年しか経っていないのにもっともっと前だった気がする。

義父はとにかく変わった人だった。
一緒に暮らした日々は義父との確執ばかりだった。

けれど本当におかしな事をしたり、無謀なことをしたり・・・その時には対処に苦労したけれど今はすべてが懐かしく思える。
とにかく様々なエピソードがあるので話題はつきることはない。
おそらく義父が生きていたときより話にでてくるだろう。

ママは3年経ってそんな気持ちになることができた。
思い出話をするまでの時間は人によって違う。

自分を責めたり、人をうらやんだり・・たくさんの気持ちを越えていかなければ行けない。

年の瀬を迎えてママの心も色んな風に交錯する。