さわやかな風

2011年11月

 今年は一年の移り変わりも感じることがなくすぎてしまった。
もちろん猛暑の節電は大変だったし、農家の方たちは収穫ごとに裁判を受けている感じだったと思う。
一年はちゃんと過ぎていっているのに気持ちがついていけてない。
3.11から心の時は止まったままのような気がする。

そんなときブータンの国王と奥様が来日なされて多くの活動をされた。

あの若さ、かっこよさ、すべての人に対しての接し方はすばらしかった。

 あの笑顔は私たちの心にすーっと入ってきた心地よい風のようだ。
それまではあまりなじみのなかった国が一気に近く感じられた。

21歳で亡くなったママの親友がよくブータンに行きたいと話していた。
どうしてなのか理由までは聞かなかったけれど彼女は亡くなってすぐブータンに飛んでいったと思う。

そんなことを思い出しながら久しぶりに安らぐ時を持った。