一年

2011年11月

 思い起こせばあっという間の一年。
だけれど春夏秋冬きちんとすぎた一年ではなかった。
しょちゅう季節を忘れたり一年が過ぎるのは勝手な時間だった。

寒くなって暖房をつかいはじめた。
3.11の時の寒さを思い出す。
あのとき借りてきたストーブ、暖かかったなあ。先日同じように使ってみたけれど前のような暖かさは感じなかった。

人間ってのはどんどん贅沢になる。
あんな大変さを味わってまだ一年にもならないのにもう前の気ままな生活に戻ってしまっている。

節電意識はまだ残っているけれどこの寒さに負けてしまうかもしれない。

毎日のように届く『喪中につき・・・』のはがき。

今年一年は夢ではない。
夢ではないけれど・・・色んな思いのするこのごろ。