2011年6月 同級生が病気で亡くなった。 56歳、自分のことはさておいて亡くなるには早すぎると思う。 酒ものまず、たばこも吸わず一生懸命仕事をして家族を愛し、時々は趣味の登山もしていたらしい。 いつもにこにこして、絶対でしゃばらずだけど何かの時には必ずお手伝いをしていた。 ママと一緒の時期の病気だったのでよく病院であった。 待ち時間に色んな話をした。 高校でもクラスが同じになったこともないし特に親しくしてたわけでもないけれど銀行員になってからずいぶんお世話になった。 詳しくは知らないが彼の場合はもう手遅れだと告知されたらしい。 その時の気持ちはどうだったろう? 色んな病気をしているママでもそんな経験はない。 ほんとにどんなにつらかっただろう・・・ でもあえば元気に笑ってママのことを心配してくれた。 「人間の寿命なんてわからない。後3ヶ月っていわれてもまだふつうに生きてるし・・・」 一度は落ち込んだ彼がそういいながら仕事にも復帰した。 今年に入ってからはもしかしたら・・・・の望みをもって病気についてずいぶん勉強したようだ。 彼の心の中ははかり知ることはできないけれど遺影は今にも彼が声をかけてきそうなすばらしい笑顔だったそうだ。 親友にメールする。 最近のメールはこんなのが多い。 日差しは強いけれど吹く風はまだ気持ちいい。 |