2011年5月 テレビで取り上げられる時間はずいぶん短くなって復興に向かって順調のような話は聞こえてくるが仕事で被災地まで行くお兄ちゃんの話では全く進んでいないという。 なにしろ規模は膨大だしどこからどう手をつけていいのかもわからないんだろう。 菅さんは相変わらず指針を示さない。 次女の仕事場にここに避難した人が用事できたという。 自分も一度津波に飲み込まれたところを助けてもらったそうだ。 もうあそこには住みたくないと話していたという。 「同じ被災地なのに・・」といわれて返す言葉がなかったそうである。 この言葉は決して被害の少なかったママたちを恨んでの言葉ではないと思う。 同じようなふつうの生活が、こことおなじような平和な暮らしが私たちにもあったのに・・・どうして? たった一瞬ですべてがかわるということを身をもって知らされた。 自然の恐ろしさ、自然の大きさの前で人はあまりにも小さすぎる。 けれど自然とともに生きてきた人たちにとってはこんな自然もいとおしいものなのだと思う。 確かに復旧はなかなか進んでいないけれど、地元の人たちはそれぞれの道を歩き始めている。元の仕事を再開させるために、新しい道を進むために・・・・ そして前に向かっている人、仕事をしている人は輝かしい笑顔だ。 人間ってのは強いものだと改めて思った。 そんな人たちにこの自然がほほえんでくれますように。 |