つながる

2011年5月

 ここは地震があったなんて忘れてしまうほど前とおなじ生活になった。
ここにもずいぶん被災者のかたがいらしているようだがあまり外にも出ないママは何も感じない。

テレビでは復興に向けて・・・とか元気な笑顔・・などどとりあげられるようだが実際はなかなか片付けも滞っているようだ。

おなじ被災地なのにあまりにもかけ離れた現実にいて・・・・

ありがたいことにボランティアの数が多くてみんな助かっているそうだ。
がれきの片づけや泥掃除、お休みで遊びにだって行きたいだろうに全国からやってきてくれる。
日本ってこんな国だったっけ?

正直考えが変わった。
本当に、本当にありがたいと思う。

GW中お兄ちゃんのお友達が名古屋からボランティアにきてくれた。
石巻でがれきの片づけ、夜はテントに泊まっているそうだ。

最終日、お兄ちゃんが迎えに行って我が家に一泊してもらった。

数日後、パパのいとこが派遣医師として陸前高田に入った。
寝泊まりは一関だったので彼を呼んで食事をした。

いろんな話を聞く。

どうしてやることもできず祈っている人もたくさんいるはずだ。

ママだって被災地に行ったからって何もできるはずがない。
とても気にしていたけれど、今回彼らに夕飯を用意しただけで少しは心が楽になった。

自分でできることをやりましょう!!!

ウッチーがテレビで言ってたけれどそのとおりかもしれない。

ママは少しみんなとつながったような気がした。