(思うこと)母の教え2

2011年3月

 地震のあと断水、停電が続いた。
すっかり文化生活が身に付いているママ達にとってはとても大変だった。
このまま直らなかったら・・・という不安もあったのかもしれない。

一番大変だったのは寒さ。
みんな集まってジャンバーをきて帽子をかぶって(ママなどはオーバーズボンにホッカイロまで入れて)余震におびえながら数日間寝ていた。

さすがに五日目となるとおにいちゃんや次女は髪のべたべたや体臭にイヤになってきたようだ。

体を拭いてあげたり髪を洗ってあげたり少ないお湯でどれだけ効率よくできるか。
寒い中風邪をひかせないためにはどうしてあげればいいか?

ママが取った行動は昔、母がママ達にやってくれたのと同じだった。

今まで考えても見ないし実行したこともなかったことがキチンと身にしみていてとっさの時の役にたった。

そのことに感動したのはもちろんママが一番。
みんなはふーんてなかんじだった。
でもいつかこんなことがあったとき(ないことを願うけれど。)思い出してくれると思う。

人の教えなんてこんなものなんだ。