どっきり

2011年2月

「ぷりんがげぼしてる!!」
パパに叫ばれて二階から降りてきた。
そしてそこでみたものは横になってけいれんしているぷりん。
目もうつろだ。
とにかくいつもの違う、これは大変と病院に電話をして診てもらった。
色々検査をしたが結果として戻したときに胃けいれんを起こしたのでは・・・と様子を見ることになった。
つれてきたぷりんはどろのように眠って動かない。
ときどき生きてるのか心配になって胸を触ってみるほどだ。

股関節もだいぶ悪くなっていて痛みがくるかもしれないとのこと。

昨日の朝もジャンプして食パン一枚とられた。
台所にたてば必ずやってきておこぼれをいただいていた。

そんなぷりんが一気に動かなくなってしまった。
食欲はあるから様子をみましょうとのことだったし夕べから下痢なのでやはりお腹の具合がよくないらしい。
今日もあいかわらずぷりんはろくに動きもせず、歩くときは背中を丸めてよたよたしている。

急に、こんなにも急に変わってしまうのだろうか?
それともこれは一時的なものでまた元気なぷりんに戻るのだろうか?

家族みんなで見守るしかない。誰かがぷりんのそばにいる。
お姉ちゃんは心配でたまらず何度も電話をくれる。

カサカサと袋の音がしても玄関のチャイムにも無反応。
盗み食いして怒られたのはつい3日前だよ。

12歳のぷりんと暮らしていていつかお別れはくると思っていた。
でもお別れはぷりんからとは限らずママかもしれないし、明日のことなんて誰もわからないんだよなあ・・・・なんて立派なことを考えて気を紛らしたりする。

そんな日は静かに静かにやってくるものと信じている。
明日のぷりんはきっとまた盗み食いして怒られるくらい元気になっているはずだ。

絶対そうに違いない。