一針一針

2011年1月

 編み続けていた毛布がやっとできあがった。
ずっとだらだらやっていたらもう1月も終わり。
来年がないかもしれないおじいちゃんに早く使わせないと・・・と最後は急ピッチでがんばった。
おじいちゃんのだけではおばあちゃんが文句をいうだろうと前につくったストールを手直ししておばあちゃんのも作った。
自分ではすごい大作だったし一針一針にこんなに気持ちを込めてつくったことはなかった。
(途中から計画変更した自分だから大きな声では言えないけれど・・・)
喜んでくれるかなあ・・・と期待しつつ電話を待っていたら、おばあちゃんの第一声、「これってどうやってつかうの?チョッキのほうがよかったのに。」

なんと答えていいものやらこれが自分の母だと知りながらも、まず初めにお礼でしょ!!!!と怒鳴りたくなっていた。
若かったらそうしてたしそれでけんかになってたと思う。
おばあちゃんはとってもいい人なんだけれどひとにグサリとものをいう。

パパにその話をして『私は絶対おばあちゃんのようにはなりたくない!!!』といったらもうとっくに同じだと言われた。

まあ、自分でもわかっているけれどね。

(おじいちゃん長生きしてね、おばあちゃん大好きだよ。)って込めた気持ちはわかってもらえないんだなあ・・・・