トムヤンクン

2010年12月

 今年は無事に年を越せそうである。
でもまだ油断してはいけない。
ゆっくり自宅でとしを越すのと集中治療室にいるのではまさに天国と地獄である。

昨年退院して初めての外出はC家の忘年会だった。
楽しかったけれどわずかな時間で戻ってきた。
その10日後に発作が起きたのだから考えるとぞっとする。

今年もほとんどの時間を家の中ですごした。
長く外出したのはC家のランチパーティー。

今度は忘年会のお誘いをいただいた。
家にばかりいると本当に外に出るのが面倒くさいし人にあうのもいやになる・・・
なんて自分でいいながらも世の中から追いやられた疎外感。

おそらく鬱ってのはこういうところから始まるんだろう・・・と何度も思った。
ママの場合、ぷりんとりゅう君のおかげでそこまで至らなかったのだろうと思う。
たった一人で話し相手もいず、一日を過ごすのはとてもつらいものだ。

Cママはそんなママを気遣っていつもなにかにさそってくれる。
参加できる、できないなんてのは関係なく、
(あ〜あ、忘れられてないんだ。)
こう思う安堵感もよく理解してもらえないかもしれない。

そんなCママのお誘いで今年はパパと二人おいしいCママのお料理をいただいてきた。
タイ旅行から戻ってきたばかりの食卓にはタイ料理がならんだ。
生まれて初めて食べるトムヤンクン。
よくテレビで聞くパクチー。

なるほどこんな味ね〜。
Kちゃんママとうなずきながらおくちを動かす。

今年で2回目の楽しい時間。
後は風邪を引かないように気をつけて無事におうちで家族みんなで年を越せること・・・・これが目標。

来年はもっとすてきな年になるだろう。
楽しい、笑顔多い年に・・・・
だって今年もがんばったもの!!!