2010年11月 早いものでおじいちゃんがなくなって丸2年になった。 小春日和で紅葉の絨毯が敷き詰められた穏やかな日、家族だけで三回忌をした。 昨年は入院していてお墓にも来れなかった。 お墓は昨日お兄ちゃんと次女が掃除をしてくれてとてもきれいになっていた。 空は果てしなく青く、風は少し冷たいけれど日差しの中に入れば暖かい。 お爺ちゃんがこんな日を作ってくれたのだろうか? 「まさかぁ・・・」 家族全員からそんな答えが返ってくるほど勝手な人だった。 いつ怒られるかとびくびくしながら暮らしていた。 おじいちゃんの顔などまともに見られなかった。 けれどぷりんやりゅう君のオシッコをしながらお庭を歩いてみるとあちこちでおじいちゃんを見かける。 やり始めたらご飯も食べずスーツでもおかまいなしで作業を始めてしまうおじいちゃん。 あなたがいたからお庭はとてもきれいで良い眺めなんだとできの悪い嫁ですが心の中で感謝しています。 これからお庭も雪に埋もれてしまいます。 来年の春にまたあいましょうね。 |