2010年10月

 藤沢ばあちゃんの同級会があるのでじいちゃんを預かることにした。
久しぶりの父と娘。

父は娘の体を気遣い、娘は父のオシッコを心配している。

「昨日のことはすぐに忘れるけれど昔のことは全部覚えている。」と自負する父は確かにママが忘れていたことまでよく覚えていた。

いつまでも続く昔話。
それは『水戸黄門』で中断してしまったけれど・・・・

自分史を出したいといって数年前から原稿を用意している。
それをみせてもらった。

父がどう思い、どう行動していたのかが始めて分かった箇所もたくさんあった。

それならばああしてあげればよかった。こういってくれればいいのに・・・・

そんなことを思いながらおいた父の小さくなった背中を見ていた。

先日から送っている手紙の返事を持ってきた。

ママへのいたわりだけが何度もかいてあった。