隣のわんこ

2010年8月

 連日猛暑日が続く。
我が家のワンコ達は暑いのはいやです!!!とばかりに涼しいところを見つけてはお腹を出して寝ている。
オシッコもなかなかしなかったのが庭にでるとすぐにしてサッサと家に戻ってしまう。
おうちの中にいても暑そうなのに外にいるわんこも大変だろうなあ・・・と思ってしまう。

ママなんて朝のゴミ出しとオシッコタイムだけしか外にでない。
本当はもう少し動いた方が良いのかもしれないが体の善し悪しにかかわらずこの暑さをしのぐので精一杯だ。
まあその点は飼い主とわんこよく似ていると思う。

さてさてそんな毎日にお隣にわんこがやってきた。
3か月の柴のMIXである。
名前はRちゃん。

前のわんこが死んで1.2年になるだろう。
お父さんもお母さんも犬が大好きで本当に可愛がる。
前のCちゃんは17才で逝ってしまった。
お母さんはちょっとブルー気分になってしまってぷりんを見るたびに泣いていた。
自分の体調も良くなかったので次のワンコを飼うのはけっこう考えたらしい。

けれど『欲しさ』には負けてしまったんだねえ。

しばらく前から保健所の里親に申し込んであった。


今度聞いてわかったのだが里親が随分でてきて順番待ちだそうだ。

里親に出すわんこはきちんとワクチンをうち健康診断をし躾方法を教えるそうである。

20年も前にM先生がやろうとしていたこと、立ち上げた行動が今少しずつ実を結ぼうとしている。

M先生が生きていた頃彼女はよくあちこちの保健所にいって職員さんに犬、猫の話をしていた。当時職員さんといえば捕獲した犬を処分するのが大体の仕事だったらしい。

アメリカに行ったときもおもったけれどアメリカでは90%以上の犬や猫に里親がつく。

それらを助けるボランティア団体もある。

基本すらできていないこの日本でアメリカと同じ事をしようとしてもそれは無理に決まっている。
でもM先生は長い時間をかけてその活動をしてきた。
『今度いった保健所の職員さんに希望がもてる職場になりました。』と言われたのよ。

うれしそうにはなしてくれた顔が浮かぶ。

隣のRちゃんはまだおりこうなんだかうるさいんだかわからない。
けれどりゅう君にワンコワンコ!!!吠えられてしっぽを丸くしている。

仲良くしてねっていうのは無理かもしれないけれどお互い元気で長生きして欲しいなあ・・・・