母の日にもらった母からのプレゼント

 母の日に長女からお花が届きました。
お兄ちゃんと次女からはお礼の言葉をいただきました。

そういえば数日前にはおばあちゃんにもお姉さんからお花が届いていました。

考えてみるとママが藤沢ばあちゃんにプレゼントをあげたなんてあまりないような気がします。
誕生日にはかかさずあげていたけれど「母の日は敬老に日と一緒にね。」
でうやむやにしてきました。

それにはそれなりの理由があります。
おばあちゃんは人からのプレゼントに必ず文句を言います。
義妹が心を込めて送ってくれるカーネーションにも「毎年お花はいらないから・・・」と娘としてはぞっとするような言葉を投げかけました。

ママがあげるものにも同じ。
ああでもない。こうでもない。

本当はとってもうれしいくせにそれを素直に表現できないひとです。

藤沢ばあちゃんは人になにかしてもらうより人のために何かをしてあげることがすきです。人のためにそんなに疲れるまでしなくても・・・と思うくらいです。

それについてもいつもいつも文句ばかりなのですがその性格は若いときから変わらずこれからもずっと同じなのでしょう。

その文句を聞くのが娘としての最高のプレゼントだとママは勝手に思っています。

母の日に「今、息子がきたから山菜をもたせてあげたいんだけれどどうする?」
もちろん娘は遠慮なんてありません。
「面倒だからすぐに食べれるように天ぷらにしてちょうだい。」
ママはおばあちゃんの天ぷらが大好きです。
泊まりに行ったときはいつもリクエストしていました。
でもじぶんでは面倒なので作りません。

母に日の晩餐、ママは母から作ってもらった天ぷらに満足でした。

「とってもおいしかったから、また作ってね。」
その電話に母もきっと満足だったと思います。