一号の思い出

2010年3月

 とてもとても久しぶりに一号の思い出を書こうと思う。
先日次女が書き物をするといってママたちの寝室にテーブルを持ち込んだ。

「ねえ、ママいつもいすにおしっこしてたのは一号だよね?」

そうです。そのテーブルは小さなソファと一緒にママたちの寝室にありました。
テーブルの下にはラグマットまでしいて・・・そこでママは編み物をしたりパッチワークをしたりしてスカートがはける優雅なゆったりとした時間を過ごしていました。

そこに突如と現れた一号。
たかをくくっていたしつけ。
一号の病気。

あっという間に様々なことがありすぎました。

思い出は少ないけれど何気ない生活の中に何年たってもあるものです。
小さな、小さな思い出。

きちんとしつけるには最初が肝心。
でもけっして怒らずほめて育てましょう。
パピー教室でそう学んだ私たち家族は必死でした。
今考えれば体の悪い一号が下痢をしたりもどしたりしたときに異変をわかってあげればよかったのに・・・・
何も知らずあちらこちらにおそっこやうんちをする一号にはほとほとまいっていました。
しかも一号はソファの上でおしっこすることが多い!!!

ほめて育てましょうなんて言ったってほめるところがない。

ご飯は残す。唯一「えらいね。」とほめたのはリビングの階段から下りなかったこと。
でもそれは体が痛くてできなかったのだと思う。

けれど一号は私たち家族の絆をとてもとても強くしてくれた。
ぷりんを飼うときもりゅう君と暮らすときもお手本になってくれる。
ぷりんは11歳。
一号の分まで・・・と大事に育ててきた。

次女と話しはじめた一号との思い出はしばらく続いた。

もう一つ

我が家の壁には大きなへこみが1カ所ある。
それは一号が亡くなったとき泣きながらお兄ちゃんが蹴飛ばしたものだ。
お兄ちゃんがそういうふうに自分の感情をあらわにすることもはじめてだった。

今ではそこを見ながら、「俺が蹴飛ばしたんだよね。」と言ったりする。

また一号の思い出を書くのはしばらく後になるかもしれない。
けれどみんな知ってるはず。
私たち家族は一号が大好き!!!