Gちゃん

2010年2月

 お仲間のGちゃんが14歳までがんばって、でも逝ってしまった。
ゴールデンのGちゃんママはとてもいい人でぷりんが小さくてうるさいときからいつも遊んでくれた。
Gちゃんもとてもおもしろいわんこで運動会での隠し芸は毎年みんなが待ち望んでいた。
犬のしつけ方も時代によって変わる。
大きいわんこがたくさん飼われていた時期。トイプードルが1匹100万円以上したとき、様々な環境によって飼い主と犬との暮らし方が変わってくる。

ぷりんを飼い始めたとき黒ラブなんてめずらしくてお散歩していると「大きくて黒くて怖い。」とあからさまにいやな顔をされたりした。
大きな犬はしつけをきちんとしないと上手に飼うことができないし、他の人とはあまり接触させないように・・・・と教えられた。
その教えを頑なに守ったぷりんはほかのわんこと遊ぶことや誰かに頭を寝でてもらうことが苦手になった。

余談だが
りゅう君はレッスンしなくてもそんなわんこだけれど・・・

大きな犬をぴったりとそばに寄せ、飼い主のコマンドに動く犬たち。
すばらしいと思った。
そんなときGちゃんはちょっとほえたりする。
でもGちゃんママは平気。
学校訪問や老人ホームにいってもとても上手にみんなとふれあわせる。
Gちゃんがそんな楽しいわんこになったのはもちろんGちゃん家がそんな楽しいおうちだからだと思う。

年をとって様々な病気が出てきて病院がよいの日々が多くなってもGちゃん家族の明るさ,Gちゃんへの接し方は変わらなかった。

もしぷりんがそうなったらママは泣いてばかりいるかもしれない。
毎日暗くて楽しくない日々を重ねるに違いない。

大好きだったGちゃんを真似てぷりんにはもっともっと長生きしてほしい。
みんなで楽しく暮らせたらいい。

Gちゃんを見送りながらそんなことを考えていた。

ぷりんのお仲間もずいぶん少なくなった。