死の恐怖

2009年10月

 数々病気はしてきたけれどなんとか今まで生きながらへ、普通の暮らしをしてきたけれどさすが今回は「これ、やばいかも・・・」
と感じることが数回あった。
病気に関して書き始めてもママ本人がきちんと自分の病気を把握していないのでやめることにするけれど・・・
でも今回はほんとにいろんな事があった。

まずは自分の心臓がおかしくなるなんて考えても見なかった。
たくさんの臓器になかでも最後まで丈夫なのは心臓だと思っていたから。

そして心臓がフツーに動かないって事は死んでしまうって事なんだ・・・・
と当たり前のことを実感した。
生まれて初めて集中治療室なる場所に連れて行かれた。
そこは人間らしさ、暖かさなどより機械を使いいかに人を生かすか!!を重視する場所だ。
冷たい、しかし先生や看護師さんたちのピンと張りつめた情熱もある。
しかし患者の立場からみるとそこはすぐに死を感じられる場所だった。
(ここにいる自分は次の瞬間どうなるんだろう?)
(これから何がおこるんだろう?)

怖くてたまらないけれど声に出しても聞けない。
目をつぶったらこれで終わりになりそうで周りを必死に見回す。

「主人に連絡してくれましたか?」

いつもいつもパパが側にいてくれればいいのに。
ずっとそう思っていた。