2009年8月 偶然にも藤沢じいちゃんが隣の隣の隣の部屋に入院してきた。 ママの手術のころから具合が悪かった。 だけどママを心配してじっと我慢していたらしい。 藤沢ばあちゃんはママも心配、おじいちゃんも心配でとても疲れたようだ。 どうやら胆石らしくこちらに搬送されてきた。 耳の遠いおじいちゃんなのに藤沢病院の先生が「千厩病院か磐井病院にいきなさい。」といわれたらすぐに「磐井病院!!」と答えたそうな・・・ おじいちゃんはママの容態がとても悪いと思っていたらしい。 なんとしてでも顔を見たかったのだろう。 ママはママで高齢のおじいちゃんが苦しんでいる姿を想像してあいたくてたまらなかった。 入院してきたおじいちゃんを見たときには涙が止まらなかった。 また背中がちいさくなったおじいちゃん。 おじいちゃんもまたママをみてとても安心したようだ。 1週間、数年ぶりで一緒にいられた。 おしゃべりも出来た。 顔を拭いてあげることもできた。 この親を残していくのは絶対に辞めよう・・と固く心に決めた。 |