雷雨(2)

2009年7月

 病室の外が急に薄暗くなった。
するとすごい雷がはじまった。
病院の避雷針に落ちたそうだ。

今頃の時間はぷりんとりゅう君だけのはず。
りゅう君はどうなってるだろう?怖くて隅っこで震えてるにちがいない。
毎日のお留守番だってストレスだろうに・・・・

パパにメールをした。
なんとパパはおうちに帰っていてりゅう君はパパの足元で震えてるそうだ。

よかった!!!
パパがいてくれて、ほんとによかった。

いつも同じ事ばかりだけれどママはほんとにりゅう君が心配。
ご飯は食べただろうか?
立派なうんちはでただろうか?
お留守番は大丈夫かしら?

パパがきても次女がきても真っ先に聞いてしまう。

「ママには悪いけれどりゅう君はママがいなくても大丈夫です。」

それもまた嬉しいような。寂しいような。