いやはや

2009年5月

 しばし静かな暮らしだった我が家にまた冠婚葬祭のばたばたが始まった。

親戚の通夜があり横浜まで行ってきた。
長い闘病生活だったけれどお顔は生前と変わらずとてもきれいだった。
心残りはたくさんあっただろうに・・と思うと涙が出てきた。

雨の東京、素通りだったけれど電車からみる横浜、その思い出、ラッシュの雑踏。
背中をピンとして歩くこと、懐かしい出来事が走馬灯のよう。

ママは東京が好きなんだと改めて思った。
田舎育ち、田舎暮らしで様々なしがらみと暮らしているママにとって都会の孤独感はとても心を穏やかにしてくれる。

一日中山手線に乗ってても思い出がわき出して楽しいかもしれない。

しかしなんともはや情けないことに路線はどんどん拡大し、きいたことのない電車が通り、切符は自動改札で何度も失敗しすんなりと通ることもできなかったり・・・いかに今まで人に頼ってばかりだったのかと痛感させられた。

人の流れにもイマイチ乗れないし、リズム天国同様に我が身の情けなさを痛感したのであるがとにかく無事に用事を果たし家まで戻ってきた。

自分で調べ、自分の足で動き数年分の頭を使った気がする。

悲しいことで上京するのではなくてたのしいこと、うれしいことがたくさんある東京にまた行きたいものだ。

お留守番の皆さん、ご苦労様でした。