2008年8月 ぷりんがやってきて10年。 家族で旅行にでかけたことはない。 誰かしら家に残ってぷりんの世話をしていた。 お兄ちゃんが就職して車を持って行ってあげたたった一日だけが例外。 次女に留守をお願いしてシアトルに行ったとき、大急ぎで迎えに行ったぷりんは皮膚炎で最悪の状態だった。 パパはその姿をみて(絶対、置いていけない。)と誓ったそうだ。 ママももちろんそう思った。 あれから6年。 ぷりんは10才。りゅう君もいる。 昨年も入院したママはますます自分勝手に暮らしている。 最近特に思う。 (今を楽しもう、パパと子ども達との思い出をたくさん作ろう。) ぷりんとりゅう君はもちろん大事。 おじいちゃん、おばあちゃんもそう。 でもママにとっての一番はやっぱりパパと子ども達。 今年のカレンダーを眺めたときパパ、お兄ちゃんお姉ちゃんのお盆休みが重なることがわかった。 ぷりんがくるまえは年2回は行っていた家族旅行。 「どこかにみんなで行きたいね。ラストチャンスかもしれないね。」 ママは密かに準備にはいった。 たった3日家を空けるだけなのにバッシングはけっこうつらかった。 自分達家族が楽しむことにこんなに遠慮し、気が重いのはなぜ? だけど、だけど・・・ ママはなんとしても行きたかった!!! |