ステキな友達

2008年6月

 いつも登場するHちゃんのお話。

先日の法事で久しぶりにあったいとこ、
顔が真っ黒に日焼けしていた。
話をしてみるとマラソンをしているという。「東京マラソンにもでたんだよ。」
こうなったらママとてHちゃんの話を出すしかない。人のことで競ってもしょうがないけれど・・・「私のお友達にもマラソンをしてる人がいてね・・・・etc,etc」3時間をきった話をしたら「その人はすごい!!!普通じゃないよ。素晴らしい!!」とびっくりされてしまった。すごいことはわかっていたけれどパパもママも自分達が走らないからすごさの実感がなかったのかもしれない。
思いがけず褒めていただいて「へー,Hちゃんすごいんだねぇ。」
今度いとこが一関にくることあったら絶対Hちゃんに会わせてあげようと思っている。

その彼女、地震があった日に電話をくれた。FPの彼女は自分のお客様に全員電話してるそうである。ママは彼女の地震保険には加入していない。
でも彼女はこういう。
「加入しているとかは関係ないんだよ、今動揺して考えが浮かばない人たちにアドバイス出来ればと思って・・・」
電話がかかりにくい時、彼女は一日中お客様を心配して走り回っていたのだと思う。

少し前次女が就活で悩んでいた時期たまたま彼女とゆっくり話をする時間があった。専業主婦で世の中の厳しさも働くことの責任感も言葉でしか分からないママにHちゃんはこんな話をしてくれた。

「私はね、子ども達にこう話してるの。就職してお金をいただき生活するのは当たり前だけれどもう一つ突っ込んで考えてみなさい。学生のあなた達は今までたくさんの人に支えてもらって生きて来れたのよ、これから社会に出るって事は社会人として世の中に貢献していかなければいけない、会社にはいったらそこでお給料をもらうからという気持ちだけでなく少しでも会社に貢献できるような人になる!!という心構えで暮らしていきなさいって。」

Hちゃんも結婚して子育て中は専業主婦だった。でもやりはじめたお仕事はとても誠実にこなしている。
Hちゃんの子ども達も今年一人社会に飛び出した。

Hちゃんの言うとおり生きるなんて無理かもしれないけれど意識付けをしっかりされている子ども達は何か壁にぶつかったとき必ずHちゃんを想い、Hちゃんの教えを信じて乗り越えていけることだろう。

ヘラヘラとお気楽に暮らしてるママは子ども達に何を話しても説得力に欠けてしまうからこんな素晴らしいママのお友達の言葉を伝えてあげるしかできない。