もう一人の父の日

2008年6月

 地震が起きてすぐ電話した先は藤沢のおうち。
年寄り2人がどうなったか心配だった。
地震直後だったからかうまく電話もつながって元気なおばあちゃんの声を聞くことが出来た。

恥ずかしながら藤沢ばあちゃんの話を一つ。
地震の時物置にいたおばあちゃん、つぶされては大変と大急ぎで外に逃げ出し隣のおばちゃんとおしゃべりに夢中。
「いや〜怖かったね。今までにないくらいだったね。」

しばらくして隣のおばちゃんが「おじいちゃんは?」
その言葉におばあちゃんはドキッ!!!
大急ぎで家の中に入ってみるとおじいちゃんはテレビをつけて情報収集をしていたそうです。

おばあちゃんは自分がにげることで精一杯、おじいちゃんのことなど忘れていたようです。

誕生日に電話したときは白寿のお祝いは盛大にしてくれ!!と頼まれました。
白寿は99才だそうです。
あと11年、おじいちゃんは大丈夫かもしれないけれどママ達のほうがばててしまいそうです。
父の日だからと電話をしたら「おばあちゃんがごちそうをつくってくれた。」と喜んでおりました。

こちらの父にもありがとう。
90才、100才目指して元気でいて下さい。