2008年6月 親戚の法事があり子ども達3人が帰ってきた。 昨年の5月相次いでなくなったいとこの1周忌である。 彼らには3人の娘がいる。 両親の愛情をたくさんもらい何不自由なく暮らしてきた子達である。(30才もすぎて子どもとは失礼な呼び名だと思うけれど・・・) 突然両親がいなくなり葬儀をし、様々な後始末でゆっくりパパやママを思い起こす日々も少なかったと思う。 社会的地位もありしっかりしている長女はすべてにおきて指揮をとらねばならなかった。これからも仕事だけでも精一杯なのに家の用事が山積みされている。 一人で何度泣いたのだろう・・・心の重圧を考えるとママまで心が痛む。 次女は結婚して5ヶ月の子どもがいた。 パパやママの入院時も葬儀も子どもをだっこしながら精一杯がんばっていた。始めて母になり分からないこと、不安なことたくさんあるはずなのにきっとママにいっぱいアドバイスをもらいながら孫の楽しさを経験させたかったに違いない。 3女はまだすねがかじれると思っていたと思う。パパの仕事を手伝いながらママに甘えゆったりと暮らしてきた。 なくなったとき一番泣いていたのも彼女だったという。 今少しずつ悲しみが増してきているのかもしれない。 ママ達夫婦も子ども達もたくさんお世話になった人達である。 法事でやってくる彼女達に精一杯優しくしてあげようと思っていた。 東京では揃ってあうのも難しいからと一関で合流した数12名。 法事の前にこんな盛り上がりは申し訳なかったけれど飲んで、食べてとても楽しい時間を過ごせた。 昨年めろめろになったじゅりが1才半になりこれまたナイスなキャラになってやってきた。 ママはじゅりのおもちゃまで用意してしっかり『ばかばば』を発揮してしまった。 小さい子どもに接したことがないぷりんとりゅう君にはちょっとかわいそうな数日だったけれど、孫もいいなあ・・と思っているママである。 法要、法事と親戚達への配慮は大変で彼女達はゆっくりパパとママのお参りもできなかったのではないか、もう少し気づかってあげればよかったと反省している。 じゅりママがお墓の帰り「やっぱり寂しいね。」と涙を流していた。 ママは何も言ってあげられなかった。 |