幸せの定規

2008年5月

 人にはそれぞれ幸せの定規がある。
それは本人しか分からない、本人も死んでいくときにわかるのだろう。
だけどママはいつもパパにいう。
「ママの人生ってほんとに幸せだ。1秒後に死んだとしてもすごーく幸せだったから悲しまないでね。」
「誰もがそう認めるから、安心しなさい。」あっさり答えられるとちょっと寂しいけれど・・・
パパも健康で、ママもなんとか・・・子ども達はそれぞれに楽しみを持ち、様々な悩みを抱えながらも家に集いいつもと変わらず5人2匹が笑いあえる。
こんな日がずっと続くことはなくもっと楽しいこともつらいこともあるのだけれど、おだやかな春の日差しが差し込むリビングでみんなの顔を見ていると涙が出てくるくらい幸せで、幸せで・・・
この世のすべてに感謝したくなる。