53才

2008年2月

 寒い寒いこの季節に子どもを産んだ母親はさぞかし大変だったでしょう。
今と違って洗濯も水だったろうし部屋の暖房なんてのもなかったかもしれない。
数日前の夕食時パパとおばあちゃんとで昔の話をしました。
寒かったこと、髪が凍ってしまったこと・・・
子ども達が聞いたら「うっそー!!!」なんて言われる時代でした。

弟家族と食事をしながらまた小さいときの話になりました。
ママは小さいときの弟をあまり覚えていません。
ママだけが知らないのでは申し訳ないと藤沢ばあちゃんに弟の話を聞いたりしていました。
しかし・・・
そんなことはあまり必要なかったようです。「俺も全く覚えていない。」というのです。
共稼ぎの両親が大変だからと力を合わせて、仲良く暮らしてきたと思っていましたが・・・・
人の記憶なんて全く分からないものです。

なんとか、かんとか53年生きてきました。
これから先何年生きられるのでしょう?

いつでも思います。ママほど幸せ者はいない、と。
感謝しながら毎日暮らしています。
おじいちゃんも受け入れ先でおりこうさんのようだし、ここ2週間、とても静かに時が流れています。
日だまりの中でぷりんとりゅう君は居眠りです。
外はすごーく寒いのに心はとても暖かです。