さてさて

2008年1月

 数日前までの深刻な空気など急に吹っ飛んで、元旦恒例の義姉一家との新年会はいつも以上の盛り上がりでした。
おじいちゃんの容態も落ち着いて今までの緊張感が一気にほぐれてしまいました。
残念ながらおじいちゃんは参加出来ませんでしたが今年から一人参加者が増えました。
昨年秋結婚した甥の奥さん,Kちゃんが初参加です。
なにしろ初のことなのでママはけっこう緊張しました。お料理も上手だって聞いてるし何かきらいなものはあるのかしら?どう接してあげたらいいのかしら・・
新年会のために新しいいすの補充までしました。
お嫁さんを迎えるのはこんな気持ちなんだろうか?と一人思いつつ。
けれどなにせ動かない手です。
結局その手を口実に何もせず娘達にお願いして簡単に済ませてしまいましたが。

思ってみれば、昨年はKちゃんも大変な年でした。
結婚式を前に突然お父さんが亡くなりました。
お母さんも数年前に病気で他界しKちゃんは90才になるお婆ちゃんの世話から食事の世話・・と仕事をしながらがんばっていたようです。
甥との結婚でもお父さんやおばあちゃんのことが気がかりだったと思います。
そんなときのお父さんの死。
結婚式。
彼女は実にけなげに頑張っていました。それを支える甥も、義姉家族もあふれるような愛情でKちゃんを包んでいました。

とはいえ我が家で食事をするのは初めてだし・・・と心配していたママ。
けれどKちゃんはとてもおおらかでたくさん食べ、たくさん飲み、娘達と一緒に後かたづけまで手伝ってくれました。
「やっとお正月がきたね。みんな集まるっていいね。いやー暮れは大変だったね。」
みんなで一つになって心配したり、言い合いしたりして乗り越えたからこそ気持ちも分かり合えて、油断すると涙がでそうな開放感でした。
明日からも頑張ろうね。
今年は絶対いいことがありそうなそんな予感がしています。