油断 1

2007年12月

 家中きれいになってきてママはとてもいい気持ち。
ここでやめておけばいいのにカレンダーの位置が気にくわない・・・・そう思ったのが悲劇の始まりだった。
いやいや、始まりではなく続編?

危ないかなぁ・・・でも大丈夫だろう。
いすに上って高い位置に写真をかけて降りる瞬間、バランスを崩していすから落ちてしまった。
「あっ!!!やばいかも・・・」
今まで経験したことのない痛みが手首に走った。
急いで湿布をして様子をみたけれど痛みはどんどんひどくなるし腫れてくる。
(やっぱり、パパに内緒にはできそうもない。)
詳しい話はやめてとにかく病院に連れて行ってもらった。
手首、亀裂骨折。
また、やってしまった!!!!
どうも疫病神はママ自身であるようだ。
入院して手術をした方がいいですよ。
と、先生からも言われたけれど入院だけは絶対にいやだった。
家に帰ってきてから丁度一月。自分のペースを取り戻し自分の場所を修復しママがいない間にできたママの知らない空間をやっと崩してきたのに・・・
痛さはもっともっと痛くてもがまんできるけど自分の失敗が悔しくて悔しくて泣くしかなかった。
入院も手術も拒否して六週間のギブスでやってみましょうと先生から承諾を得た。
うれしくてうれしくて家にいられるのならどんなに大変でも頑張ろうと思ったのに・・・・
いやはや、現実は結構厳しいものがあった。