そして愛しのぷりん

2007年10月

 ぷりんとは一緒に過ごした長い年月がある。だから大抵のことはわかっていてくれると信じている。
毎回その期待を裏切らず元気にお留守番もこなしていた。
「ここにいれば私の大好きな家族が帰ってくる。」
ママにとってもそうだったようにぷりんにとっても我が家が一番の場所であるに違いない。
ママがいなくても食欲、睡眠欲は変わらずいつもマイペースのぷりんがげぼをして大変らしいと聞いた。
「りゅう君じゃなくてぷりんなの?」それもびっくり!!なかなか治らないのにもびっくり。
ママは心配でしょうがない。色々検査もしたようだけれど特に異常も見つからずだけどゲボや下痢は止まらないようだ。
病院にやってきたパパ。「とにかく、メールの数が半端じゃないですよ。ママとお姉ちゃんからのメール。」
中身はといえば「ぷりんはどう?」
「うんちはした?」
延々と続くメールを見せられたところで心配は消えない。
どうして治らないんだろう?
留守を預かるパパにすれば最大級のプレッシャーだったに違いない。
しかも大、大、大好きなぷりんのこと。

おそらくはお年もお年なので一度具合が悪くなると治りが遅いのだろう。
検査云々では異常が見つからないにしてもやはりお年には勝てないのだろうか?
退院してからすぐにぷりんを丁寧にブラッシングしてあげた。体中さわりまくっておりこうだったね。えらかったね。
だけどなんだかやせたように見えて悲しくなってきた。
Rちゃんがいって、またお友達が減って・・ぷりんも確実に歳を取っている。
だからこそ尚更愛しく、何物にも代えられない大切なものである。
また一緒だよ。
ずっと一緒にいようね。
ママも約束するからね