したたかりゅう君

2007年10月

 結論としては犬なんてのは飼い主次第で何とかなるものだという事の再認識だった。
ママがいない間パパは会社を抜け出してはお散歩に連れて行ってくれていた。ママとのお散歩は午前中と二回、午後二回。
パパにそんな時間があるわけがない。ママはママがやってることがベストだと信じてるからおしっこ我慢してかわいそうに。お留守番ばかりでかわいそうに・・・それだけを考えていた。
特にママの犬であるりゅう君については心配で夜も眠れなかった。
ちょっとでもママがいなくなったりすると下痢をしたりゲボをしたりするりゅう君。お留守番すらまともにできないのに一体どうやって暮らしているんだろう?
しかし、しかしだ!!
娘達やパパ情報によるとりゅう君は家中オールフリーで好き勝手やってるようだ。お姉ちゃん達がくれば遊べとうるさいし下痢もゲボもなくもちろんママを探す様子もなくしたたかに過ごしているらしい。ご飯もちゃんと食べ立派なうんちをして決して淋しそうではないそうだ。
それはうれしいにこしたことはないけれどじゃ今までのりゅう君は?
「そうしてればママがやさしくしてくれるからママをだましてたんじゃないの?」なんとも的を得たするどいご指摘を頂きました。
それでも信じられず病院の玄関先にりゅう君を連れてきて貰いました。
ママをみたらどんなに喜ぶだろう。
目に浮かぶようです。
けれど実際はりゅう君をだっこしてもりゅう君はママの目を見てくれませんでした。ぷりんはうれしそうにぐるんぐるんシッポをふって大歓迎なのに・・・りゅう君の仕草をとってもショックでした。
それだけおうちでかわいがって貰ってるんだから・・・と思っても早く家に帰らないあとりゅう君に忘れられてしまうかも・・そんな焦りが強くなってきました。