ぷりん毛

1999.8月

 
「あのお母さんが本当に犬を飼っていいっていったの?」
おばあちゃんがパパに聞いたそうです。

ママは自慢じゃないが、趣味はお掃除といえる位のきれい好き。子供達を叱るのも「勉強しなさい。」よりは「きれいに片づけなさい。」が数十倍多い。
そのママが、家の中に犬を入れる・・・・・・・・・?

それはママが無知だというか、考えが甘かったから出来たのです。短毛種だから何とかなるだろう、なんてとんでもない。家中、もう毛だらけです。そして、走り回るためかホコリもすごい。
ママは、一日中何度もクイックルワイパーとぞうきんとコロコロを駆使してお掃除です。しまいには「私は、このままぞうきんを手にしてそこいら辺で倒れるかも。」

換毛期などはさらに大変で、勝手口でブラッシングした後そのままにしていたら、お客様がやってきて「散髪をされたのですか?」
いやーまいった。けれど、お散歩やら家のことやらやることがだんだん増えてきて、ぷりん毛にもなれてしまって「まあいいや、汚くても死にはしない。」

私って、ほんとはズボラな性格だったのかしら?と驚くくらい180度変わってしまいました。
ぷりん毛の威力はすごく、あちこちに飛び散ります。洗濯したってなかなか取れるものではありません。
背中がチクチクすると思ったら、ぷりん毛が刺さってたなんて言うのはしょっちゅうです。
「今日の弁当にぷりん毛が入ってました。」
ママも最近では「そのうち出てきます。」でおしまい。

田舎の一軒家だからまだしも、よく本などで見る「マンション飼いの抜け毛対策」とかいう記事。
気を使うんだろうなあと思います。

きれい好きに犬は飼えない。けれど、犬を飼えばきれい好きは変わる。
「元気で動き回る証拠かねえ。」独り言を言いながら、おばあちゃんは毎日リビングのカーペットをコロコロしてくれます。