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| 1999.8月9日 二階の廊下で寝ていた1号は、毎朝6時前にドアをガリガリひっかいて私たちを起こします。 朝寝坊のママも目覚まし時計をセットする必要がなくなりました。 死んでしまった前々日、パパは出張でおばあちゃんと3人で花火を見て、夕方の食事にはかぼちゃの煮たのを入れてあげました。夜寝る前に、ももを食べさせたらいつになくもっと欲しがって、おいしかったんだろうね。1号が口にした最後の食べ物になりました。 8月8日朝6時過ぎに目を覚ましても、一号はドアをガリガリしません。「パパがいないからお寝坊なんだ。」と散歩支度をして、ドアを開けると情けない顔をして1号がすわっていました。 「あれ?」とは思いましたが、気にもとめずに散歩に出たとたん、ゲー。しばらく歩いては、ゲー。 急いで帰ってきてM先生に電話して、朝早く診てもらいました。点滴を終えて帰ってきたのですが相変わらずゲー。また病院に連れていって入院させることにしました。パパも出張から帰っていて、それが私たちが生きているぷりんを見た最後になりました。 お祭りで街中がにぎわっている中、1号のいない我が家だけがひっそりです。 かぼちゃが悪かったのかしら?一体いつからああやってすわっていたんだろう。起こしてくれればよかったのに・・・・・・。ママは悔やんでも悔やみきれません。 死んでしまった1号をパパとお兄ちゃんとママで迎えに行きました。 問題は、バレエのレッスンで出かけていた長女に話すことでした。長女は、レッスン中に1号を心配して何度も電話をかけてきました。 パパが、静かに話していました。 その夜、初めて私たち5人は、1号と一緒に私たちの寝室で寝ました。朝、明るくなって散歩の時間になってもやっぱり、1号は起きません。そして、また涙、涙。 火葬の時、私たちの写真とテニスボールを入れてあげました。そして、小さな骨壺を持っていって分骨してもらいました。 8月30日1号の納骨です。1号は、犬のお墓でたくさんのワンちゃん達の写真と一緒にいます。お友達がいっぱいいて楽しい毎日だと思います。 小さい骨壺と火葬の前に切った足の毛はママのドレッサーの中にしまってあります。 「私たちどちらか先に行く方が持っていくこと。」パパとの約束です。 1号の写真は二階への階段の飾り窓に一つ、これは子供達が学校の行き帰りに声をかけるため。 そして、リビングに一つ、いつもみんなの姿が見えるように。 ママは、あの朝ドアを開けたときの情けない顔と、初めて1号を見たときの大きな瞳を一生忘れません。 |