1号のおもいで(1)

1998.8月

 
私たちには3人の子供がいます。長男は今度大学2年(2000年3月現在)になります。東京で一人暮らしです。長女は高2、次女は中2になります。

長女は、小さい頃から動物が好きで、外で遊んで帰ってくると犬の毛や猫の毛を洋服にいっぱい付けて来てママに怒られていました。物心が付いた頃から「犬を飼いたい」とねだられていましたが、おじいちゃんが犬が嫌いだったし、ママは「3人の子育てで精一杯なので、無理です。」と反対していました。

お誕生日のたびに「何がほしいの?」と聞くと必ず「犬!!」「じゃあ、小学校に入ったらね。」といった具合にずっとのびのびになっていました。

1998年4月28日「黒のラブラドールの子犬がいるんだけれど。」その一言が始まりです。パパと私は、子供達に内緒で、犬を見に行きました。生後2ヶ月を過ぎた子犬はちっちゃいとまではいかなっかたけど、クルクルッとした大きな目で私たちのところに寄ってきました。かわいくてかわいくて、犬好きのパパはもうダメーって顔をしていました。

その夜、長女に話したらもう大喜びです。早速次の日に見に行って離そうとしません。けれど・・・・そこに大きな難問。おじいちゃんです。夜、パパが話をしてくれました。迷惑はかけないからと言って、無理矢理OKです。

そのころ、家の2階では子供3人が名前を考えていました。いろいろ出し合って結果、プリンセスを縮めてプリン、そして、娘達の名前がひらがななので”ぷりん”。

「明日、お迎えに行きます。」と電話したものの何を用意していいものかも分からず、いろいろな本を引っぱり出して、ああでもない、こうでもないが始まりました。(どういう訳か、我が家には犬に関する本や、しつけの本はいっぱいあった。)

4月30日 子供達が学校に行っている間に連れてきましたが、ママはどうしていいか分かりません。
一緒にウロウロしたり、寝ている姿をジーッと見ていたり「おしっこは?」最後にはしつけの本を読みあさっておりました。子供達は、ふっとんで学校から帰ってきて、そして、7人と1匹の家族生活が始まったのです。けれど、その生活は、約3ヶ月という短いものでした。

夏祭りの最終日、8月9日ぷりんは、死んでしまいました。悲しいと言うより、くやしくてしょうがありませんでした。私たちの無知のためにぷりんを死なせてしまったのではないか、いろいろなことを話し合いました。

M先生の一言が私たちの救いでした。「ぷりんは、あなた達に飼われていたから今まで生きてこられたのよ。先天性の病気を持っていて本当はもっと早くだめだったかもしれない。」私たちはその言葉に励まされ、すぐに2号を飼うことにしました。1号に似た、黒のラブラドールのメス。M先生が、日本中を探してくれました。